第二回 切ろう会通信科審査会と結果発表

2018年5月14日

昨日5月12日(土)に第二回切ろう会通信科の審査会を行いました。

審査方法
➀見た目の審査から2項目、魚を切っての審査から3項目、ネギを切っての審査から2項目、紙を切っての審査から1項目、計8項目の審査を行います。
➁審査は、見た目審査→魚を切っての審査→ネギを切っての審査→紙を切っての審査の順で行います。
③減点方式で点数を付け順位を決めます。
④審査に使用する魚は鰺か鯖を包丁に1本につき2匹捌き審査します。
⑤上位5名はHP上で発表、上位10名まで返送します包丁と一緒に順位をお知らせいたします。
※今回は審査委員長の意向で8つの審査項目はお知らせいたしません。どのような審査になるのか想像して研ぎ上げてください。
※仕入れ状況によって鰺か鯖かどちらかになりますが、混ぜての審査は行いません。
えくぼに関しては審査対象外とします。ただし上位で点数が競った場合、研ぎの仕上がりの美しさで順位を決める場合がありますのでご了承ください。
※順位発表の際はハンドルネームもしくはイニシャルでの発表とし、個人名は公表いたしません。

 

上記に準じて審査を行いました。

まず見た目の審査では刃線の美しさと研ぎ残しがないかを審査しました。
これらは切れ味や切れの軽さにも直結することがあるポイントとなります。
またどのように研いだのかの癖も見ることができる大切な審査です。

 

次に魚を切っての審査です。
今回は鰺を仕入れて審査させていただきました。
魚を捌く技術的な問題もあるため、料理人に依頼し審査の協力をしていただきました。

頭を付けた状態で水洗いをしてうろこを取った状態から、頭を落とす、三枚におろす、皮を引くという三項目で審査しております。

基準になる包丁を作り、その包丁と比べてどうかを審査していきました。

次にネギを切る審査です。
切っ先付近と刃元付近でネギを切り、どれだけ切れるかを試しております。

やはり骨を切り、捌くという作業をしている中でネギを切ることができるかというのはなかなかハードルが高いでしょう。

 

最後は紙を切っての審査です。

刃の潰れ、欠けなどの有無を調べました。

総審査時間約5時間、JaHTA理事監事と関係者一同で厳正に審査をさせていただきました。

では結果発表です!!
上位5名の名前(ハンドルネーム)のみお知らせさせていただきます。

第5位!!
71/80点
けい様、メイプルシロップ様
今回は上位5名までは同点であっても見た目審査などを入れ同じ順位を付けないようにしようと言っていたのですが、何度も見比べ点数などを見返しても甲乙つけがたいということで同順位とさせていただきました。


第4位!!
71/80点
せい様
5位と同じ点数ですが、一か所の問題点がなければ1位だったかもしれない仕上がりに4位とさせていただきました。

第3位!!
72/80点
スターガーデン様

第2位!!
72/80点
白髪犬様
この2位、3位も点数は同点です。
ただ切り刃、裏押しともに研ぎの美しさにおいては抜きに出ていたため白髪犬様の順位を上げさせていただきました。


そして栄えある協会第二回目の切ろう会通信科のチャンピオンは・・・!!

73/80点で木阿弥恍惚様です!!


おめでとうございます。

なお6位以下の方に関しては順位の発表はございませんのでご了承ください。
研いでいただきました包丁と一緒に研ぎの考察を書いた紙とコメントを書いた結果表を返送いたしますのでご覧いただければ幸いです。
同送の結果表も10位以下の方の順位の記載はありませんので宜しくお願い致します。
また一本一本包丁を見ながらコメントなどを書き入れていくため包丁の返却に少々時間を頂きたく思います。

最後になりましたが今回ご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。